第2630地区について

ガバナーのご紹介

地区スローガン

「地域にインパクトを」

 皆さん、こんにちは。2024-25年度ガバナー亀井です。
 ロータリーの活動がクラブ、地区、国際レベルとある中で、私はまず各クラブの中で地域社会調査を実施し、地域社会にとって最も有意義な奉仕プロジェクトを再度模索し実践することを、本年度地区の重点目標として掲げたいと思います。
 近年、地域社会の中でロータリーのアイデンティティが失われつつあると感じるのは私だけでしょうか。地域社会の中から支持されるような活動をするには、少子高齢化、若者の貧困化等この目まぐるしく変わる社会状況の中で、地域の調査研究、情報の収集は勿論ですが、奉仕のアイデアを考える我々メンバーの幅広い知識とスキル、国際的見地を生かしたイマジネーションが必要です。皆さんが地道に活動を続けておられる献血、ポリオ根絶募金運動、河川清掃等のクリーン活動、緑化運動、子どもたちへの体験学習等にプラスして、地域の中で持続可能でより社会のニーズに即した大きなインパクトをもたらすアイデアを、ぜひ本年度から捻出、実践して頂くことを熱望します。
 また限られた時間や予算の中で最大限その効果を上げるには、平等に分配するという発想ではなく、対象の目的に集中していく方法で、1つでも多くの成功事例を作り上げ、それが地域に波及していくことを期待します。奉仕プロジェクト補助金(DCS)の活用もぜひ視野に入れて頂ければと思います。これはあくまで一例ですが、今失われつつある日本の地域の伝統文化についても、未来の子どもたちに引き継いでいく目的で手助けをしていくことも1つではないかと思います。
 さて、ガバナー就任にあたり地区経験のない私ですが、わが地区の各委員会が委員長の高い目的意識の元、活発化・活性化している喜ばしい現実を目の当たりにしました。モチベーションは高くその活動内容は日を追うごとに深化しているようにも見えます。私がガバナーとしてこの地区方針テーマを通して言いたかったことの1つは、各地域におけるロータリークラブのアイデンティティの確立には、ロータリー組織上最大メリットの1つである、地区のノウハウを各クラブのメンバー全員が享受できるということ、地域においても国際的見地は切り離せないのと同じ意味で、クラブと地区、延いては国際奉仕等の活動プロセスそのものが、地域に根差した各クラブの事業にフィードバックされることの事実です。地域をよりよいものにしていく中で、ロータリアンが培ってきた国際性や公共性、職業人としての高いスキルは、この地区とクラブとの密接な関係から更に有意義なものになると確信します。またこれは国際奉仕のようなグローバルな事業と地域の課題に取り組むロータリアンの姿勢に同じ価値観が共有されるということでもあります。本年度、地区の組織を奉仕プロジェクト部門の下、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕各委員会と横並びにしたのもその意図であり、現代社会のニーズに即応する公共イメージ委員会、D・E・I推進小委員会、第2630地区最大の懸案事項ともいえる会員増強委員会、多数の小委員会を抱えるロータリー財団部門を始め、全ての委員会が重要且つ73クラブを活性化させるインパクトであり、その結びつきを本年度より強固なものとさせ、クラブからの地区行事の参加を強く促し、多くのアイデアが両者で共有され地域の有意義なロータリー活動に還元されることを願います。
 私の中では、この地区方針テーマを中心に1つの大きな輪ができており、クラブの地域でのインパクトが自ずと公共イメージの向上に繋がり、D・E・Iの推進と相乗効果を上げながら魅力的な会員の獲得に繋がる。現実はそんな甘いものではないかも知れませんが、クラブと地区のメリットを最大限活用させながら、第一義的にはクラブの持続可能で魅力的な活動に、ぜひ会長を中心にクラブメンバー全員が取り組んで頂ければと思います。私も体の許す限り共に考え汗をかきたいと思います。
 最後になりますが、本年度「地域にインパクトを」を地区方針テーマにガバナー補佐・地区委員会委員長、地区役員の皆さまのご協力を得ながら、もう1度地域の中のロータリークラブのアイデンティティを見つめ直し、さらに地域から信頼され必要とされるクラブづくりを目指してガバナーとしての役目を果たしたいと思います。私は今、もう1度クラブにおける地域の対外的な活動と効果を見直すことが必要で、今がそのターニングポイントであると考えます。また地域の社会的評価が反映される会員増強・会員維持にも真正面から取り組んでいきたいと思います。ステファニーA・アーチック会長の提唱する「ロータリーのマジック/The Magic of Rotary」は決して世界のことだけではありません。世界で起こるマジックはこの地域でも起きるし、世界と地域は繋がっている。皆さんの手で、ロータリーをより時代に即した意義のあるものに進化させていきましょう。

地区活動方針

1.RI会長エレクトテーマ「ロータリーのマジック」の推進と地区方針テーマ「地域にインパクトを」の実践

2.RI戦略計画の推進

・戦略計画委員会を立ち上げ行動計画の策定

3.地区方針実践の為の地区とクラブの関係強化とクラブの事業活性化

4.ガバナー懇談会の開催

5.会員増強・維持、D・E・Iの推進、クラブ拡大の推進

6.公共イメージ向上とクラブ及び関連委員会との連携

7.青少年育成の推進と考察

8.奉仕プロジェクトの推進とクラブへの理解と意見交換

9.ロータリー財団補助金の積極的活用と寄付への理解

10.米山奨学事業への参加と支援

11.職業奉仕の精神についての再認識

12.クラブ研修リーダーによるクラブの活性化

13.ロータリーカード、個人カード、クラブカード、地区委員会カードの推進

14.RIロータリー賞への積極的なチャレンジ