社会奉仕活動 9月9日

【地区補助金事業】~ノーマライゼーションの気持ちを大切に~ 親睦・交流「ボッチャ大会」を行う!(名張RC)

会長 前田 喜久雄
幹事 寺田 文則
支援プログラム委員長 幸松 孝太郎
奉仕プロジェクト委員長 中森 孝栄

実施日

2019年9月9日(月)

会場

HOS名張アリーナ(名張市総合体育館)

参加人員

90名 (内、名張ロ-タリ-クラブ会員32名)

事業の趣旨説明

 名張市では、障害のある人もない人も共に暮らす社会を目指すノーマライゼーションを障害者福祉の基本理念としており、障害者の社会参加を促進することになっています。しかしながら、障害者スポーツの現状は、障害者の週1回以上のスポーツ実施率18.2%(成人一般40.4%)となっており、思うように普及をしていないのが実情です。

 この障害者スポーツの裾野を広げる一役として、2016年リオ・パラリンピックで、日本が銀メダルを獲得して、『ボッチャ』に注目が集まっています。『ボッチャ』は、ヨーロッパで生まれた重度障害者のために考案されたスポーツで、2020年東京パラリンピックや2021年全国障害者スポーツ大会(三重とこわか大会)の正式種目となっています。

 そこで、当クラブでは、東京パラリンピックや三重とこわか大会で最も期待される効果は「障害者への理解の向上」であり、社会全体で障害者スポーツの普及促進に取り組むことが重要と考えました。ボッチャ交流事業を通して、知的障害を持った人と、ボッチャの楽しみ、面白さをロータリーメンバーと共に体験を通して心の感動と、協調の大切さや、寛容さを図る貢献活動に取り組むことによって、障害者への理解と地域社会の発展に貢献できる奉仕プログラムであると考えます。

 具体的な事業としては、名張市障害福祉室・同教育委員会市民スポーツ室や市社会福祉協議会、市立看護専門学校の協力を得て、名張育成会、名張市手をつなぐ育成会、鶯鳴会の障害者を対象に、名張ロータリークラブのメンバーと名張では初めてとなる障害者との「ボッチャ交流会」を開催します。

 当日、この取組みを継続的に支援する名張市社会福祉協議会にボッチャの競技用具を寄贈。そして、この用具を有効活用するため、本年度以降「名張市障害者スポーツ大会」にボッチャを加えるように提案したり、障害のある福祉施設などに裾野を広げ、名張・伊賀地域にボッチャを普及していくように求めていきます。

親睦・交流「ボッチャ大会」

親睦・交流「ボッチャ大会」

当日の事業内容

 ボッチャは、2チームがボールを投げ、自分のチームのボールを目標の白球にいかに近づけるかを競う競技で、障害の有無に関わらずに、さまざまな人が親しみやすい競技と言われています。

 主催団体「名張ロータリークラブ(RC)」がボッチャを企画するのは初めてのことで、この日に向け、会員は、競技ルールを学び、5月13日には当RC例会前の時間を利用して、会員15名と名張市立看護専門学校生徒21名で名張産業振興センター・アスピアの一階フロア―においてボッチャ体験の練習をしてきた。

 当日のプロジェクト事業の開会式は、名張市関係者や名張市社会福祉協議会のご来賓の方々をお迎えし、名張RC、名張育成会、名張市手をつなぐ育成会、鶯鳴会、市立看護専門学校の90名が出席した。

 寄贈式では、当RC前田会長から「スポーツの面白さや感動を体験し、障害者スポーツの推進に役立ててほしい」と、公式のボッチャ競技用具8セットの目録を市社会福祉協議会の会長に手渡した。

 続いての試合では、三重県障害者スポーツ指導員らが審判を務め、会員と市内障害者支援施設の利用者や市立看護専門学校の学生らが6人組の混成チームを8チーム作り、白いボールをめがけて交互に赤と青のボールを6個ずつ投げたり転がしたりして、ボッチャ競技を楽しみました。中でも、車いすに乗った障害者らは試合中、好プレーが出ると拍手が起こり「同じチームにいろんな人がいて面白かった。ボッチャは運動になってよかった。」などと喜んでいた。

 事業を終えて、当RCの会員らは、“体を使うだけでなく、頭もしっかり使うことや日頃のストレス発散、そして「頭」と「体」の運動不足を一気に解消できた”とか、“普段、障害がある人と接する機会が少ないため、看護学生も含めて一緒に混成チームで交流を深められ、ボッチャの楽しさを共有・共感できた”とか、障害の有無にかかわらずに誰でも出来る『ボッチャ』を、知り、やってみて、みんなで楽しさを実感できるスポーツだということが、体験を通じて感じることができた素晴らしい交流会になりました。

親睦・交流「ボッチャ大会」

親睦・交流「ボッチャ大会」

新聞に掲載された記事の紹介

毎日新聞社 伊賀版

毎日新聞社 伊賀版

読売新聞社 伊賀版

読売新聞社 伊賀版

朝日新聞社 伊賀版

朝日新聞社 伊賀版