社会奉仕活動 2021年3月15日

【補助金事業】カラオケを通じ高齢障害者の活動意欲の向上を図る(名張ロータリークラブ)

会 長  浅津 英明

幹 事  井上 隆稔

支援プログラム委員長(ロータリー財団担当委員長)  宮尾 保範

【場 所】 社会福祉法人名張育成会 成峯みなみ風 ・・・

                  名張ロータリークラブ、メディア、育成会職員

      社会福祉法人名張育成会 成美食堂 ・・・育成会利用者、育成会職員

    ※新型コロナウイルス感染予防のため、2会場に分かれてリモートで実施。

【事業の主旨】

高齢化が進む今日、入所施設で暮らす知的障害のある方々も例外ではありません。これまで、自分で歩いて行うことができていた食事や買い物、取り組むことができていた仕事やレクリェーションが身体機能の低下により行えることが限られてくることから、施設内で取り組む活動内容を再考する時期にきているように思われ、本問題を解決することは、知的障害者の健康状態改善を図るとともに、これからの地域社会の発展に貢献するものであると考えます。

事業を検討するに際し、知的障害に加え、身体機能の低下による制約を考えた場合、その場で楽しむことができ、また、コミュニケーションをとりながら楽しい時間を他の人と共有し、更には、身体機能の低下を少なからず抑制できるものが望ましいと考え、これらの事柄を満たすものとして、日本発祥の文化であるカラオケが最適ではないかと考えました。

歌うことで心肺機能を鍛えることができ、他の人の歌を聴きながら手を叩くなど身体を動かすことや、歌を覚えることで頭を使うことに繋がります。また、好きな歌を人前で歌うことは自己表現の一つでもあります。

カラオケをきっかに、顔なじみの人だけでなく、地域の方々や、新たに出会う人との交流で良い刺激を得ていただき、これからの活動意欲をさらに向上されることに期待します。

【当日の内容】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、施設利用者と直接お会いし、交流を深めることができない状況のなか、安全を確保したうえで事業ができないか施設関係者様とも協議を重ね、施設利用者様とロータリアンが接触することがないよう2会場に分かれ、リモートでイベントを開催しました。

各々の会場には大型のスクリーンを設置し、お互いの状況を確認できるようにしました。

別々の会場であっても、カラオケやクイズ大会を通して施設利用者と交流することができました。